無実の罪で人生を奪われる冤罪。その最後の救済策であるはずの再審(裁判のやり直し)が、重要な局面を迎えています。法制審議会再審部会の答申を受けて、法務省が再審法「改正」案を提起しました。しかし、その内容は証拠開示に後ろ向きで、再審開始決定に対する検察の抗告を温存するなど、過去に冤罪を生んだ反省に立っていない内容です。現在、自民党の法務部会と司法制度調査会の合同部会で党内審査がおこなわれており、議連の議員などの強い批判を受けて国会提出が先送りになっています。自民党は5月7日にふたたび会合を開き審査する見通しです。(2026年4月30日)

署名

冤罪で苦しむ人を救うための「再審法(刑事訴訟法の一部)」の改正を求める

袴田事件や福井女子中学生殺人事件、日野町事件など、無実の人が誤って有罪とされる冤罪事件が後を絶ちません。こうした冤罪被害者を救済するための再審制度には多くの不備があり、被害者や家族に長年の苦しみを強いる原因となっています。「冤罪被害者を救おう」と、国会では超党派の議員連盟が立ち上がり、昨年(2025年)、再審法(刑事訴訟法の一部)の改正案が国会に提出されました。ところが、法改正に消極的だった法務省と検察庁は、これを阻むかのように、突如として法制審議会(再審関係部 会)を設置し、短期間の審議で法務大臣への「答申」をまとめました。しかし、この答申は冤罪救済どころか、再審請求をいっそう困難にし、救済の道を狭める内容です。私たちは、この答申にもとづく法改正に強く反対します。解散 総選挙で廃案となった超党派議連改正案の趣旨をふまえた、国会主導で冤罪被害者を救う法改正を実現することを求めています。皆さまの署名へのご協力をお願いいたします。<<署名のダウンロードはこちらから>>

予定されているイベント・集会

  • 5月16日(土)ノーモア!えん罪 プロジェクト第2弾「元裁判官シンポジウム」
    14:00~16:30 東京・青山学院大学青山キャンパス 930教室(★オンライン配信予定)
    https://readyfor.jp/projects/55saisin/announcements/425612
  • 5月20日(水)無実の人を救おう!ノーモアえん罪再審法改正をめざす市民の会・結成7周年記念集会
    18:15~20:45 東京・文京区民センター 2-A会議室(★オンライン配信あり)
    https://rain-saishin.org/

学習資料、報道のアーカイブなど

  • ABEMA的ニュースショー 冤罪被害者を救う "再審"見直しの行方
    https://abema.go.link/eBRLC
    法務省が狙う再審法改悪の狙いを古舘伊知郎さんが解説し、検察抗告による長期化がどのような害をもたらすかについて、日野町事件と大崎事件を取り上げて説明しています。法務省が抗告を「原則禁止」としつつ運用でザル化しようとするもくろみを暴き、さまざまなゲストが盛り上げます。
    *5月1日まで無料配信中
  • TBS・報道特集(4月25日)
    再審制度の見直し議論「無実の人間の叫びにこたえて」 
    https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2625684
    日野町事件と福井女子中学生事件を取り上げ、誤判の救済において証拠開示と抗告禁止がいかに必要であるかを明らかにしています。
  • ●ノーモア!えん罪 プロジェクト第1弾 4・18渋谷アクション
    全編(2時間42分)
    https://www.youtube.com/watch?v=DoyPsmsoviY&t=1s
    ダイジェスト版(約18分)
    https://www.youtube.com/watch?v=kR_TBr4_EZI&t=8s

  1. 再審法改正をめざす市民の会入会リーフ(2024年8月)
  2. 再審法改正をめざす市民の会要綱「私たちのめざすもの」(2021年5月)
  3. なくそう冤罪 救おう無実の人びと5・20いっせい宣伝行動ビラ
  4. 刑事再審に関する刑事訴訟法等改正意見書(日弁連サイトにリンク)
  5. 今国会での再審法改正の実現を求める会長声明(2025年2月26日公表)
  6. 再審弁護人がゆく 鴨志田チャンネル

地方議会での意見書採択運動

現在、872地方議会で採択(28 県 420 市 3 区 347 町 74村)※2026/04/07 現在

国会請願署名

現在、累計で10万6122人分を国会に提出 ※2025/6/12 現在

2026年4月、法制審が改悪方向の答申を出したことを受けて、情勢を反映した署名用紙に改定しました。

国会議員への要請

各種申し入れ書のサンプル