2008年9月25日号
 
 
  東京・沖田国賠
支援のつどいに100人
口頭弁論の成功へ

 東京・沖田国賠は、9月29日に行われる最高裁での口頭弁論を前に、9月11日、東京・平和と労働センターで「誤りをキッパリただせ!最高裁―口頭弁論成功をめざす支援のつどい」を開き、約100人が参加しました。
 1999年9月、沖田光男さんがJR中央線の車内で携帯電話をしていた女性を注意したところ、その女性から痴漢にデッチ上げられ、不当逮捕・勾留されました。沖田さんは不起訴にはなったものの、逮捕・勾留は許せないと国・都・女性を相手取り国賠裁判を起こしてたたかっています。
 裁判は一、二審とも、客観的証拠を無視し、女性の供述を鵜呑みにして、沖田さんの請求を棄却。沖田さんは昨年9月、最高裁に上告。7月29日、最高裁は国・都に対する訴えは不当にも棄却しましたが、女性への訴えについて口頭弁論を行うことを決めました。通常、書面審理が基本の最高裁では、口頭弁論は二審判決を見直す場合などに開かれます。今回の口頭弁論は、沖田さんの請求を棄却した不当判決の見直しに道を開くものです。
 集会では、弁護団の報告、国際政治学者・畑田重夫さんの講演、家族や支援者からの発言が行われ、最後に、沖田さんが訴えに立ちました。沖田さんは、「上告以来、ほとんど毎月最高裁に要請行動を行ってきました。ようやく最高裁での口頭弁論を勝ちとることができました。やってもいない痴漢をでっちあげられ、密室で怒鳴られ、罵倒され、人間の尊厳を奪われました。99%の有罪率の日本の裁判の実態を考えてほしい、そういう思いで国賠訴訟を始めました。あきらめずに最後までたたかいます」と決意を語り、支援を訴えました。

 
  東京・江東亀戸事件
関東大震災85周年 追悼会行う
虐殺くり返すな

 1923年9月、関東大震災の混乱のなか戒厳令が布(し)かれ、そのもとで「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「社会主義者が暴動を起こす」などのデマが広がり、軍隊・警察・自警団により6千人もの朝鮮人や700人の中国人が虐殺されました。さらに、共産主義青年同盟(いまの民青同盟)初代委員長の川合義虎や平沢計七ら10人の若き労働運動家が亀戸警察署(東京・江東区)に連行され、虐殺された「亀戸事件」も起きました。
 この亀戸事件の犠牲者を追悼し、二度とこのような事件を繰り返させないとの思いで、85周年の追悼行事(国民救援会も参加する実行委員会主催)が行われました。
 9月7日、「亀戸事件犠牲者之碑」のある江東区・浄心寺で、追悼会が行われ、約50人が参加しました。浄心寺住職の読経ののち、民青同盟や日本共産党都委員会の代表らが追悼の辞を読みあげ、「戦争をする国」づくりがすすめられる情勢のもとで、「亀戸事件」を繰り返さず、憲法を生かし奮闘しようと述べました。式典後、参加者は、碑に献花し、虐殺された10人の冥福を祈りました。
 9日には、江東区内で記念学習会が開かれ、約60人が参加しました。労働者教育協会理事の藤田廣登さんが「亀戸事件と多喜二」と題し講演を行い、平沢計七と多喜二との関係など、同時代に生きた多喜二を通しての亀戸事件や多喜二の生き様を紹介しました。
 また、9月1日には、虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼会が、東京・墨田区内の横網公園内で行われ、約150人が参加しました。